【8月26日】
朝9:00出発と昨晩に決めていたので、GOの食堂兼ダベリ場に8:30頃降りる。
今日のメンツは4人。
オレのBAJAとさくまのセロー(正式名称『セロ男』)の2台にタンデムで向かうのだ。
さくまはタンデムで運転が苦手なので、セロ男を須田っちが運転しさくまを乗せる。
そしてオレはみいをタンデム。須田っちとみいの2人、今回の北海道は飛行機で上陸なのだ。
ご存知の通り、みいは目が不自由なのでライディングには細心の注意を払う。
発進、曲がる、止まるの度に
「右折するよー」「左折するよー」「トンネルはいるよー」と声を掛けるのだ。
みんな想像してみよう、片道130〓の距離を目隠ししてタンデムシートに座る自分を。
すんげえ疲れそうだろ?
BAJAが先行する。天気は快晴!さくまによれば「この夏初めての快晴かも」らしい。
一昨日の夜に激走したルートを、晴天の中、トコトコペースで巡航する。
いんやぁ、α波出るねえこの道。
時たまバックミラーでみいのツラを確認すると、コクコクと寝てやがる(笑)
清水沢のあたりからはせろ男に先導を頼み、夕張の町中へ向かう。
夕張の町中を走るのは初めてだな。
商店街の建物には、映画館で使われていたと思しき、
手描き看板のレプリカがズラリと掲示してある。
『大脱走』とかの洋モノから、お馴染みの『男はつらいよシリーズ』『石原裕次郎』モノまで。
これにはけっこう感動したな。
そして着いたのが『のんきや』というラーメン屋。
半分傾いたあばら屋で、知らない人が見たら、まさか人が住んでて、しかも店として営業してるとは思えないだろうな。
ここはおばあちゃん1人で切り盛りしていて、おばあちゃんの体型も傾いていてw
店はカウンターに8人座るのが限界な狭さ。
何処のガイドにも載っていないクチコミだけのラーメン屋(当時)なのだが、
なんと他府県ナンバーがいるし、行列が出来ている。
炎天下、20分程待って店内に入り、しばしラーメンが出来上がるのを待つ。
『のんきや』とはよくいったモンで、
混んでようが何が起ころうが、おばあちゃん完全にマイペース(笑)
全員、塩ラーメンを頼んだのだが、さてさてお味は……
う、う、、、うまい!!
東京やら何処やらの『ラーメン激戦区』にありがちな、奇をてらったヤツなんかではなく、
かといって回顧主義の『なつかし系』ラーメンでもない。
じつに素直なラーメン。
この美味しさはオレのつたない文章力では表現できない。
なにしろこの暑いなか、何と汁まで全部平らげてしまったのだよオレ。
2002年8月時点で、このラーメンが日本一に決定w
また来ようっと。
それまでオバアチャン、達者で生きててくれよな。
※その後おばあちゃんは平成17年9月に亡くなられました。ご冥福をお祈りします。
今は娘さんが後を継ぎ、場所を変えて営業しているそうです。
お次は道道38号をちょっと北上して『めろん城』へ。
ここでは夕張メロンのワインやゼリーを試飲試食できるのだ。
当然バイクで来ているので呑むのは自粛だがw
メロンで造った『メロン酒(リキュール)』が気に入り購入。みいも家の土産にワインを2本購入。
そしてお次は『幸福の黄色いハンカチ広場』へ。
ここに来るのは93年以来。
黄色いハンカチの下で、さくまに洗濯物を干す倍賞千恵子役をやってもらい、
オレが高倉健役をやり、あの映画のラストシーンを撮影(笑)
帰りはタンデム交代。
今度はさくまがオレの後ろに乗り、みいがせろ男&須田っちの後ろへ。
さくまはバイク乗りだし、ちっとばかり飛ばさせてもらうかな。
BAJAは通常のXRに比べてサスの設定がヤワいようで、2人乗りするとかなり車高が落ちるが、
奥でふんばってくれる設定になっているので底づきする事は無い。
桂沢湖手前あたりではぬわわ以上にペースを上げ、
コーナーを攻め気味(つか、ほぼ攻めてたと思うw)に回る。
二人乗りだと後ろに荷重がかかって曲がりやすいねえ。
もう少しでステップを擦るところだったわ←自重!
途中富良野のワイン工場にも立ち寄り美馬牛に無事着き、
本日の夕張組にネギ吉田も混ざり、一緒に夜飯を美瑛の町に食いにいく。
向かうは美瑛駅前にある『富川食堂』。
なにしろココのカツがデカいらしく、
かなり腹を空かせて行かないと完食は難しいそうな。
カツ定食をオーダーして、出てきたカツを見てビックリ。カツのデカさはワラジ並み。
さらにはその3倍はあろうかというキャベツの千切り。勢いつけてかっこむ。
味はもちろん美味いのだが、なにしろその量だ、プライオリティは平らげる方向w
帰りはセブンイレブンで買い出しをしてGOに帰還。軽く呑んで寝た。
※2009年9月、富川食堂のオヤジさんも亡くなられました。
ご冥福をお祈りいたします。
【8月27日】
朝5:00過ぎに突然携帯が鳴り響き目覚める。
去年秋に来た時に知り合った、函館在住の通称パー子からだ。
バリバリの北海道弁、しかも超音波な高音w
今夜美馬牛に来るらしい。しかし、こんな朝早く電話よこすなよな、も少し寝かせろ!!
「なーに言ってんだべさぁ、もう朝だで〜」
さすが地方の人は朝が早いなw
さて、今日こそ林道行くよ!!去年アタックに失敗したペンケニコロベツ林道も気になるが、
道東スーパー林道(美深歌登大規模林道)も気になる。うーんどうしよう。
で、道北まで北上し、ピヤシリ林道&道北スーパー林道、合計約80kmのロングダート三昧に決定。
国道237号→旭川環状線→国道39号で愛別へ。途中、当麻のホクレンでガスチャージ。
何気なくフロントフォークを見る。
左のフォーク、
オイルシールがイッてやがる。オイルダダ漏れw
、、、まあ走ってて気にならなきゃ良いか(笑)
途中で右折し、名も無い林道へ。
この約9kmの林道を上がっていくと、ピヤシリ林道に合流するのだ。
ピヤシリ林道、標高が高く、頂上付近の眺望が最高。しかも携帯通じるし(笑)。
ピヤシリ林道はそのまま奥幌内本流林道と名前を変える。
北ツーマップルによれば、「凸凹、ガレ場あり」と書いてあったが、
先日、栃木は那須の甲子林道を夜間越えをした身としては、
「こんなのガレ場のうちに入りません」と断言しておくw
林道を抜けると道道60号。
左に向かえば上幌内。上幌内からは道道49号で仁宇布へ、
そして仁宇布のT字路を右へ進み、道道120号へ。天の川トンネルを抜けた先に、
左に入る道があり、そこが道北スーパー林道の入り口。
この林道、総じて走り易く、
カッ飛ばし区間もあるようなのだが、それが目的ではないのよ。
峠のサミットから10km程の枝道があって、標高1129mの函岳山頂に行く事が出来るのだが、
そこからの大パノラマが凄いらしいのだ。晴れていればオホーツクや利尻富士まで望めるという。
峠の分岐を右折し、砂利のダートをエッチラホッチラ登る。
たしかにこりゃ凄ゲェ。高原の中をゆったりと道が伸びていて、遠く山頂まで続いている。
すでに日本の風景ではない。
いやあ、無理して道北まで来た甲斐があった。しかもOFF車で来て良かった。
さもなきゃこんな絶景に出会う事はなかっただろう。
XR-BAJAがちょっといとおしく思えた瞬間。
林道を降り、美深の町に出る。
さてどうしよう、お目当ての林道はすべて走破したしなあ。
あ、そうだ、幌加内でそばを食おう。実は北海道って全国のそば粉の70%を生産していて(当時)
幌加内町はその中心地なのです。
美深から国道275号に右折し、朱鞠内方面へ。いつ通ってもこの道はガラガラだな。
美深峠を越え、朱鞠内に到着。
廃止になったJR深名線の駅舎跡に寄る、、、と、無い!!
すっかり取り壊され、ヤードだった部分には新たに道路が建設中で、記念館のような物も建築中だった。
ああ、あの古びた駅舎、大好きだったのにな。
こうして自分の知っている北海道の姿が少しずつ変わっていく。
幌加内町に着く。通り沿いにある『あじよし』という定食屋へ。
大盛り¥1000のざるそばを食し、そば湯でシメ。
そーいや、今朝から何も食ってなかった。すっかり満足して帰路につく。
帰り途中に美瑛の丘に寄る。
丁度日没タイムだったので、撮影ポイントへ。
本当、いつ見ても飽きないよねこの丘の風景は。
そして、毎年毎年撮影を忘れていた『美馬牛駅前のバス停』で写真を撮る。
何故かって??
溯る事1998年、モーニング娘。『ふるさと』のPVが撮影されたのは、
ここ美瑛・美馬牛周辺なのであるw
ちなみに俺はその年、ロケが行われた2日後に美馬牛入りしたらしいw
美馬牛駅前のバス停は、まさに全盛期を迎えようとしていたなっちが、
お母さんと向き合い立っていた場面の場所。
このバス停、美馬牛旅人関係者の間では『なっちのバス停』と命名されている
『♪涙ぁ〜止まらなくてぇも〜』と口ずさみながら撮影 ←
今夜の美馬牛『GO』、今日昼の飛行機で須田っちとみいが帰ったのでちと寂しい。
と思ってたら、珍しく新入りさん3名到着。さらに予告通り函館のパー子も到着。
昨夜は美瑛泊で、今日は旭岳に登ってきたという。今夜、オレが北海道ラストナイトという事で、
美瑛からガミさんもJRで駆けつけてくれた。
ガミさん、なんと北海道限定醸造サッポロクラシックの6缶パックを持参!
ここ美馬牛『GO』では贅沢品である。
ちなみにここGOでは、いわゆるフツウの発泡酒を『本物の発泡酒』と言い、
ビールの事を『ニセモノの発泡酒』と呼称している(笑)
いや、呑んだよもう。凄く。とんでもねー大騒ぎ。
なにより昨日夕張で買ってきた『メロン酒』がてきめんに効いた。
ガミさんの買ってきた白ワインも効いた。
父さん母さんも来て、新入りさんも呑んで、
2002年北海道最後の夜は楽しく過ぎていくのでありました。
〜つづく〜