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    二十世紀梨百年農家【日記】2009-11-15 09:12:01

    農業日誌 11月11日 北西の強風 雨

      北西の強風に、かなり強い雨の荒れた一日だった。
     昨日収穫しておいた王秋の選果・箱詰めをした。

      合間に今、読み続けている加藤廣著「謎手本忠臣蔵上・下
     」を読み終えた。
      何故、浅野内匠頭が刃傷事件を起したかのか?
     数多くの書物、芝居、映画などでそれらしく語られているが、
     核心の部分は未だかって謎のままである。
      その謎の解明に取り組んだ物語が本書である。
     将軍綱吉と柳沢吉保に朝廷が絡んだ大きな謎。
      この陰にある大きな秘密がこの刃傷事件によって表沙汰に
     なっては困る。そこで吉保は手を打つのである。
      この赤穂事件を、浅野と吉良の間の、ごく詰まらない「私事の
     いざこざ」にとどめる。
      この国の町衆や農民たちに幕府の襖の内や、朝廷の御紋の
     御簾(ミス)の内を絶対にみせてはならない。 事件はすべて
     町衆好みの地下話にしなければならない。 これが吉保の不
     退転の決意であった。と   
      町衆好みの物語や芝居に、吉良を悪役に仕立て上げ、主君
     への忠、親への孝、妻子への愛、盟友への義。これを守る為の
    浪人たちの艱難辛苦を誇張して表現させるために、作家とか
    一枚摺りの版元などへの陰の働きかけを指令する。
     それが現代の忠臣蔵の本流になっている。

    今の時代にも通用する輿論操作の先鞭である。

    著者は(あとがき)で、「謎手本忠臣蔵」という題名は、「仮名手
    本忠臣蔵」の語呂合わせと、「謎のお手本」という二つの意味を
    兼ねていると仰っている。


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