倉庫2009-11-08 11:10:21
第10話 この世界に……神なんか居ない
「もしもしーはやてさんや、幸せって何ですかねぇ?」
『んー……また難しい質問やねぇw』
携帯の向こうから苦笑が訊こえる、あららー笑い飛ばして欲しかったのになぁ。
そんな真面目に考えてくれなくて良かったんだけども。
ふむ、やっぱり電話越しじゃ反応がイマイチだ。ボケは計画的に。
『ちょうシンキングタイム突入なー』
……って返答が来たので今の内に最近の報告でも行ってみよっかな?
さてさて、今日の報告はアレですよ。
クロノイベントって──実はまだだったのですよォオ!!!
えぇええ有り得ない有り得ないぶっちゃけアリエナーイ(死語)!
温泉の次だって思ってたのに
「そういや次元震が起きないなぁー……」
って気楽に考えちゃってたらレイハ破損イベが有ったなって思い出して……ご覧の有様だよ!
わふー! るぷるどぅー!!
正直そろそろだからってチビ執務官に逢ったら何を話そうか考えてたのに……裏切ったな、私の気持ちを裏切ったなァアアア!!!
っていうかマジ何時なんだろうか、なのはが帰って来る度にレイハが破損してないか確かめてるんだけど3日連続で無傷。きゅぴーんって輝いてました。
おーらいおーらい言いやがる、ムカついた、何でか凄くムカついたからユーノを叩いた。
楽しかった。
でもなのはは可愛かったです……っとはやてから返事が来たようでーす。
『んー……幸せかぁ、わたしはほのかちゃんと逢えたんが幸せやな。
なーんて、ちょうクサいかな(笑)』
「いやいや、それは此方も同じですよん。
大好きだぜはやて、結婚しよっか?」
『ははっ、わたしをお姫様抱っこ出来るようなってから出直しや』
オーウ、はやてさんは厳しいデス。
でも期待してた以上の返しに和む。やっぱ私達は親友ならぬ心友やったんやねー!
ホーッホホーゥ! でも血まみれウェディングなんて乙じゃね?
そうでもない? ですよねー^^
んぁ?
そういやレイハが破損したら私のまだ元気過ぎる空気読めないリンカーコアの魔力抜きってどうなるのー?
もしかしてまたぶり返し? 私の病気にはルル3錠は効かないんだぜホワイ?
うぇw まさかのここに来て死亡フラグ追加に全米が失笑ものだよwww
はぁ……orz
やっぱり危険を承知でユーノに管理局に連絡を取って貰えば良かったのだろうか、でも私スカとかに会ったら泣く自信が有るし脳みその良い様にされるとか絶対イヤ……あーあ考えてたら鬱が止まらない。
やめたやめた、なるようになるよね☆
そうと決まれば今日も明日のナージャ(再)を見て寝ましょうか。
「多分だけど週末にまた病院行くからお昼一緒に食べよーね♪
私レバ刺しだから」
『ほいほい、あんじょう了解や。
じゃ私は寝るなーほのかちゃん、夜更かしさんはあかんで?』
「ん、らじゃー☆」
ピッと切ってサッと殺菌シートで携帯をフキフキ、この前テレビでやってたんだけど顔に付けた携帯は雑菌の温床らしい。怖いねぇ。
さてさて今日もなのはの帰りをお待ちしております、アリサ意地っ張りイベントが起こらないのでなのはが元気なのが嬉しい誤算かな?
私も偶には良い事をするもんだにょ。
にひ。
「お姉ちゃん、なのははまだですか?」
「んーん、今日もまだ帰ってないよ」
「もしかして……男かな?」
「ないってば。
ほーちゃんは心配性だねぇ♪」
いやいやお姉ちゃん、なのははユーノ(男)を無防備に部屋に置いているぐらい不用心な娘だよ? ピュアでキュアキュアなんだよ?
休日なのに一日中道場で剣を振ってる枯れたお姉ちゃんとは違うんですよ? 朴念仁なお兄ちゃんでもヤる事はヤってるんだから良い歳だしそろそろ危機感を(以下略)
もう私としては何時
「ぐへへなのは、魔法が上手くなる取って置きの方法を教えてあげるよ!」
ってユーノが何処かの吹奏楽部顧問みたいな事をするか気が気じゃ無いのだから。
まぁ万が一そんな真似したら───私の16兆の魔力(理論値)が炸裂するだけだけなんだけどね。
ククク。
まぁ管理局に入ったらなのはに色恋にかまけてる暇は無いでしょうからな……憧れと恋心は違うものだよ、ふふん。
ってワケで色々と急いでるんでクロノ早く来いー、寧ろ次元震無しで良いから何故か来いー!
でもハーヴェイだったら願い下げなんでそこんとこ宜しく。
「それよりほーちゃん、今日は天ぷらなんだけど食べれそう?」
「油は?」
「サラダ油」
「うん、割とダイジョブかもだよ!」
油が違うと何か違うのかって……そりゃ味わいの違いだよ。
あっさりしてるの……そんな気がするの。
ポジティブって大事だよね? あ、この場合はプラシーボかな?
濃い味は大嫌いだにょ。
「……無事に帰って来てよね?」
そうして私達(主に私)の不安や心配も余所に結局なのははかなり遅めに帰ってきた。
で、レイハが壊れてた。びっくりしてたら再放送終わってたorz
心配していたんだけど、どうやらリリカル次元震が今日だったみたいでそれはまぁヨカタヨ。
チビはりぃあっぷ!
まぁ魔力抜きは何とかなるさ、何とかなるって言ってたらけっこう何とかなるってさ○らちゃんが言ってたし、まぁ大丈夫じゃない?
加えて私はじっと魔力を抑えるイメージを持ち続けます、これでたぶん無問題だぜ頑張れ私! 特に話に関係ないけど可愛いぞ私!!
ホッホォーーウ!
───死亡フラグおいしいです(^q^)───
「ぐぇほっ、ゲホ、う……ぉえ」
………な、舐めてました。
ヤバい! キツいし辛いし痛いしんどい、レイハが来てから楽になった分のしわ寄せがぜーんぶ纏めてきっちりかっちり延滞料を割増して来たみたいだ。
ゴホッ、ゴホ!
ぃーやっぱ人間一度楽を覚えたらダメだね、うん文明万歳。健康体になったら負けかな……って思ってる。
こんなの何時もの事だったのにたった一回だけ魔力抜きしなかっただけでコレだよ……。
胃がもたれるからご飯も食べれない、あームカつく。ひもじい、でも吐くヴィジョンしか浮かばないのでひゅあぅあぅ。
「お姉ちゃん、私がしっかりしてなかったから……ゴメンね、ゴメンねぇ」
何よりもムカつくのがなのはに余計な心配を掛けている私自身。
情け無いったら、ないのれひゅごほっ!
うぇ……レイハが自己修復している間、私の症状が悪化したのをジュエルシードを回収仕切れなかった自分の所為だって泣いてるのだ。
かぁいいねえ、抱きしめたげたいぐらいかぁいいねえ。
だってのに……私は涙を拭ってもあげられな、うぇぷ!
ゴホ……あぁダメだ、頭痛も吐き気も収まんない。あーヤバいよ、これは本格的にキツい。
死ぬ程じゃないけどさぁ、うぇ。
「ほら薬だほのか、ゆっくりで良いからな……そうだ、良く出来たな」
お兄ちゃんが咳き込む私にお薬を飲ませてくれた……相変わらず上手だね飲ませるの。
よしコレで今日ぐらいは大丈夫かな。
そろそろ取り置きが無くなるし、私の体調も良くならなかったら明日は病院かな?
ヤダなぁ……また恥ずかしい所をはやてに見られるかもだ。
ふふっ、そんな事を考えられるぐらいには調子が戻ってきたみたい。
因みにすずかとの契約とかいうのは忍さん指導の元終わらせた。
思ってた通り効果は薄いらしかったが、長年やっていけば行く程に良くなる(筈)らしい……。
何だろね筈って、スゲー微妙。しかも年単位。
やっぱ現状はアースラ待ち一択なんだよなぁ、うん。ぅえっ☆
早くしろよクロノー、今ならキスぐらいしたげるからさ?
……ごめ、やっぱ男の人とは無理だわ。
「おやひゅみ、みんにゃ」
呂律が回んないけど伝わったっしょ?
だからおやすみなさい、明日もまだ生きていたいよ。まだ生きていたいから私は神様をもう一度だけ信じてあげるんだからねっ!?
明日になったら私は元気な筈で一つヨロ、ちゃんと願いを訊きなさいよね、ふんっ。
───海鳴病院───
「とりあえず深刻な状態は脱しました、ですが内蔵に過負荷が掛かりすぎてまして……1週間ほど入院していただきます」
「ほのかを宜しくお願いします、先生!」
って隣で石田先生とパパが会話してる。
日が明けても治る見込みの無い私は病院へと連れてこられたのだ。
流石に昨日よりは馴れたよん、M根性を舐めんじゃねーわよ!
くくく……でも動けなーい、動きたくなーい、あぅあぅあぅ!
窓から吹く風が心地良いです、冷たい空気が火照った私の肌を包んでくれるのさ。
ひんやり万歳、やっぱ私は自然派だ。文明なんか滅びちまえ、あ……今の無し。
あ゛ーあ゛ー……ほんとチビ早く来いよ。
困ってる人を助けるのが管理局じゃねーのですかよと、非管理世界住民の私が叫んでおります。
レイハはもう直ったみたいだけどさ、私はまだまだだね。
そろそろ死亡フラグの収集は飽きましたよ、神様今回だけで良いからホント願いを訊こうぜ? つか死ねよお前。
確か今日か明日ぐらいかチビが来るんだよな、うん早くしろ。
私が保たん時が来ているのだ、それが何故わからん!? あ゛ーーーーー!!!!(絶叫)
「それじゃあほのかちゃん、ぐっすり寝ていてね。
検査はまた明日からにしましょう」
「うい」
この世界に神なんか居ない……くくっ、正にその通り。
こうなったら私が私の意思でリンカーコアを止めるしか無いみたいね……そうよ大体よく判んないからって手を出さなかった私がバカだったわ。
反省反省、よし終了。
何すれば良いか判んないけど、止まれ止まれって思っとこう。
「止まれ止まれ止まれ止まれ」
「何が止まるん?」
「止まれ止まれ止ま(ry
はりゃ、はやてじゃん。おっはー♪」
「おっはーや。
はー……心配して駆け付けたんやけど、案外と平気そうやね?」
「うん、怠いだけだしね」
そう言えばはやての検査日だったね今日、口止めして貰ってないからそりゃバレるよなぁ。
はぅ、こうやって動けない姿をはやてに見られるのはホント勘弁して欲しい。
訳もなく恥ずかしい、恥ずかしいれひゅ。
「ほんなら今日はわたしが世話をしたるな、そのリンゴ剥いてえぇ?」
「うん、よろしく。
午後にはパパが仕事片付けてくるからそれまで頼んます」
嫌だと言ってもはやては甲斐甲斐しく世話をしてくれる娘なので断れないのだ。
くぅはー……何ていう羞恥プレイ。
どうやら私はソフトMみたいです、このプレイは私にはレベル高いぜはやて!
「ほぃ、あーん♪」
「あーん」
久々の食事がリンゴかぁ……うぇぷ、忘れてたよ吐き気。
おぅえ……でも我慢だ私、我慢だ私。
ここで吐いたらはやてを気落ちさせるだけ、オゥケイ落ち着け落ち着け正月は餅を突け。
ぺったんぺったん私の胸はぺったんこ……って違うわボケ!
────ふぅ飲み込めた、助かったよ。
「も一個いってみよか?」
あははーw
はやてさんってばもしかしてSなのーww 慈愛溢れてらっしゃる方なのにーwww
「あーん♪」
とにかく何とか食べきって笑顔を見せてあげた、その後……パパが来た時に気が抜けて私は意識を失ってしまったのだった。
───?時間後───
「……はれ?」
病室が暗ーい、あれれもう夜なんですか?
ふぁあ……にゅぅ…………眠たいよぉ。
ん、私以外に誰か居る気配がする。
コレは……なのは!
「なのは?」
「ふにゃ!
な、何で判ったの?」
「ふふん、愛だよ愛♪」
うっすらと開けている目の向こうにパタパタと手を振るなのはが見えた、萌え。
「……なるほど、確かに訊いた通りだ」
んあ!?
ちょ待て、誰この声!?
え、嘘…………まさか本当になのはに男が出来て……キャーーーー!!!
「だ、誰よあんた! なのはに手を出したらブッ殺してやブフォッ?!」
くっ、こんな時に持病が!!
あぁダメだ、無理に起きあがったから眩暈までしてきた。
くそぅ起きたら殺してやる、コイツ絶対に殺し──
「僕の名はクロノだ、詳しい事情は後で話す。
キミの体はとても危険だ、直ぐに来てくれないか?」
──え、マジでクロノ?
うはw
やった愛してる! 嘘だがなっ!!!