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ブログタイトル峯田和伸の★がぶがぶDIEアリー
ブログの説明
ブログのURLhttp://blog.livedoor.jp/koi_to_taikutsu/
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最終更新日2009-11-20 03:49:12
作者koi_to_taikutsu
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峯田和伸の★がぶがぶDIEアリーの記事検索結果RSS

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1位なるまで
2009-11-20 03:49:12



夕方、知らない電話番号から何回か着信があったのだ。

今までのパターンだと単なる間違い電話か、銀杏のファンの人だ。男だったりもするし女だったりもする。電話口で「死ね」って言われてガチャッと切れたり、ただ「はぁ…はぁ…はぁ、いくぅ!」と何かの行為をしているだけだったりする。
だからなるべく知らない番号はとらないようにしてる。


すると今度はメールが。
なんだか、見覚えのある懐かしいアドレスからだった。
メールを開くと、あの人からだった。
「先ほど何回か電話したんですが…」
僕は意を決して、さっきの番号の主に電話をかけた。







これを読んでいる方々へ。
あなたは、大好きだったかつての恋人と、長年の歳月を経て、再び会った経験はあるでしょうか。

胸が張り裂けるような思いです。

その人と僕は、もうかれこれ四年、会っていない。
僕の大事な大事なパートナーだった。
僕はその人に何度も何度も助けられ、何度も何度も泣きついた。
お互いの体のすみずみまで知り尽くし、それこそお尻の穴のしわの数まで知り尽くし、愛しあい、こすれあった。
最後、お互いボロボロになり、病院にもお世話になり、覚悟をきめて別れたまま、もうそれっきり会うことはないだろうと思っていた。


僕はその人と会わなくなった四年のあいだ、「もう少しなんとかできたんじゃないか」と自分の犯した罪を背負いながら、生きてきたつもりだ。
そしてその人の人生が輝けるものになりますようにと、祈らない日はなかった。
ただその人が幸せでいてくれますように。自分の無力さを呪った。

会わなくなってから、その人の偉大さに気づいた。
いつもそうさ。馬鹿やろう。
きっと、愛だ、これは。
愛ってゆうやつなんだ、これこそ。
だがもうそれは僕と君とが生んだものではない。僕だけがもつ、誰もわからない、さびしい愛なのだ。
だけどこれから、これだけを頼りに、僕は生きていく。

愛と罪はおなじものだ。背負わないと重さがわからないのだ。
懐中電灯で照らして歩こう。
漆黒の森の中どこまでも、淋しくなったら骸骨になった君に話しかけながら、歩いていこう。








夜、電話をかける僕の手は震えていた。
「もしもーし」と電話をとるその人の声は、あの頃と変わらず、元気だった。


江口豊、その人だった。

1998年、ただの友達であった間柄からGOING STEADYのマネージャーに就任し、幾多の困難を一緒に乗り越えながら、銀杏ボーイズの血と汗と涙の歴史をメンバーと共につくりあげた男。
2005年、失踪したまま廃人寸前のところで身元を保護され、惜しまれながらマネージャーをやめたまま連絡を絶ち、風の噂では上野あたりで営業マンとして立派に社会復帰したと聞いていた。
まさか、もう一度江口くんと話せる日が来るなんて思いもしなかった。



僕たちは30分、電話で話した。
四年の空白期間が嘘のように、僕たちは笑った。
積もる話は山のようにあった。江口くんがあまりにくだらない事ばかり話すので僕も小便で小便を洗うようなしょーもない話しかしなかった。

彼は山形に帰ると言う。ここには書けないがいろいろな事情があり、帰ると言う。
そっかーと僕は言った。帰る前にふたりで会おうと言った。僕たちは喜んだ。汚い笑い声で。
来週、僕は江口くんと会う。
ふたりでLaQuaにでも行こうと思う。サウナ入りながら愚痴でも聞こう。高級デリヘルでも奢ってやろう。






深夜、いよいよサンプルが届いたばかりの「ボーイズ・オン・ザ・ラン」シングルを部屋でひとり、聴いた。
江口くんのための曲を、僕たちはつくったのだなーと思った。

勝った負けたの世界だよ、ここじゃあ。
ぶざまで結構。喧嘩にルールなんてない。降参したら負けだからな。なんぼぶん殴られても、降参しなかったら負けじゃねえ。
だから、勝つまでやるんだよ。負けてもいいっすよ、またやりゃあ。あっちが戦意喪失するまでぶん殴られよう。ボッコボコで歯抜けでジジイなっても殴られよう。勝つまで。1位なるまで。
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    愛と罪
    2009-11-20 03:38:07



    夕方、知らない電話番号から何回か着信があったのだ。

    今までのパターンだと単なる間違い電話か、銀杏のファンの人だ。男だったりもするし女だったりもする。電話口で「死ね」って言われてガチャッと切れたり、ただ「はぁ…はぁ…はぁ、いくぅ!」と何かの行為をしているだけだったりする。
    だからなるべく知らない番号はとらないようにしてる。

    すると今度はメールが。
    なんだか、見覚えのある懐かしいアドレスからだった。
    メールを開くと、あの人からだった。
    「先ほど何回か電話したんですが…」
    僕は意を決して、さっきの番号の主に電話をかけた。

    これを読んでいる方々へ。
    あなたは、大好きだったかつての恋人と、長年の歳月を経て、再び会った経験はあるでしょうか。

    胸が張り裂けるような思いです。

    その人と僕は、もうかれこれ四年、会っていない。
    僕の大事な大事なパートナーだった。
    僕はその人に何度も何度も助けられ、何度も何度も泣きついた。
    お互いの体のすみずみまで知り尽くし、それこそお尻の穴のしわの数まで知り尽くし、愛しあい、こすれあった。
    最後、お互いボロボロになり、病院にもお世話になり、覚悟をきめて別れたまま、もうそれっきり会うことはないだろうと思っていた。

    僕はその人と会わなくなった四年のあいだ、「もう少しなんとかできたんじゃないか」と自分の犯した罪を背負いながら、生きてきたつもりだ。
    そしてその人の人生が輝けるものになりますようにと、祈らない日はなかった。
    ただその人が幸せでいてくれますように。自分の無力さを呪った。

    会わなくなってから、その人の偉大さに気づいた。
    いつもそうさ。馬鹿やろう。
    きっと、愛だ、これは。
    愛ってゆうやつなんだ、これこそ。
    だがもうそれは僕と君とが生んだものではない。僕だけがもつ、誰もわからない、さびしい愛なのだ。
    だけどこれから、これだけを頼りに、僕は生きていく。

    愛と罪はおなじものだ。背負わないと重さがわからないのだ。
    懐中電灯で照らして歩こう。
    漆黒の森の中どこまでも、淋しくなったら骸骨になった君に話しかけながら、歩いていこう。

    夜、電話をかける僕の手は震えていた。
    「もしもーし」と電話をとるその人の声は、あの頃と変わらず、元気だった。

    江口豊、その人だった。

    1998年、ただの友達であった間柄からGOING STEADYのマネージャーに就任し、幾多の困難を一緒に乗り越えながら、銀杏ボーイズの血と汗と涙の歴史をメンバーと共につくりあげた男。
    2005年、失踪したまま廃人寸前のところで身元を保護され、惜しまれながらマネージャーをやめたまま連絡を絶ち、風の噂では上野あたりで営業マンとして立派に社会復帰したと聞いていた。

    まさか、もう一度江口くんと話せる日が来るなんて思いもしなかった。

    僕たちは30分、電話で話した。
    四年の空白期間が嘘のように、僕たちは笑った。
    積もる話は山のようにあった。江口くんがあまりにくだらない事ばかり話すので僕も小便で小便を洗うようなしょーもない話しかしなかった。

    彼は山形に帰ると言う。ここには書けないがいろいろな事情があり、帰ると言う。
    そっかーと僕は言った。帰る前にふたりで会おうと言った。僕たちは喜んだ。汚い笑い声で。
    来週、僕は江口くんと会う。
    ふたりでLaQuaにでも行こうと思う。サウナ入りながら愚痴でも聞こう。高級デリヘルでも奢ってやろう。

    深夜、いよいよサンプルが届いたばかりの「ボーイズ・オン・ザ・ラン」シングルを部屋でひとり、聴いた。
    江口くんのための曲を、僕たちはつくったのだなーと思った。

    勝った負けたの世界だよ、ここじゃあ。ぶざまで結構。喧嘩にルールなんてない。降参したら負けだからな。なんぼぶん殴られても、降参しなかったら負けじゃねえ。
    だから、勝つまでやるんだよ。負けてもいいっすよ、またやりゃあ。あっちが戦意喪失するまでぶん殴られよう。ボッコボコで歯抜けでジジイなっても殴られよう。勝つまで。1位なるまで。


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      性について
      2009-11-16 03:29:03


      ちょうどこんな冬の入り口の日だったと思う。僕たち8人がお互い避けるようになり、やがて目もあわさなくなったのは。
      あれ以来、僕は彼らと赤の他人になった。もう19年も会っていない。




      いきなりだが。
      「性」というものの不可思議さについて、きっちりとここで話そうと思う。
      だが性への目覚めについては話すつもりはない。性に目覚めた瞬間のことはあまり覚えていないからだ。自覚的じゃなかった。気づいたら性に目覚めていた。これを読んでいる男性諸君と同じく、来る日も来る日もどっぷりだった。

      (これから書く内容はもしかしたら、人によっては著しく気分を害される方もおられる恐れありますゆえ、そういう方はすみやかに携帯・デスクトップを閉じてくだされるがよろし)






      -リヴァプール編-

      まず、ことの始まりは1989年。小学六年生のときだ。
      もうすでにずっぽりオナニーの仕方を体得していた峯田少年は、胸の奥から沸き上がるどうしようもなき動物的本能に身体が支配され、親が仕事から帰ってくるまでの間に親の寝室に忍び込み、週間ポストや週間宝石や宇宙企画のカタログを見ながら悶絶していた。
      射精後は罪悪感ばかりが残って仏壇を見るのが怖くて仕方なかった。
      きっちりやることはやっていたのだが、果たしてどうして女の人のおっぱいやお尻を見ると欲情するのかは全くわからなかった。


      ある日、保健体育の授業で、先生は「精子」という言葉を使った。
      妊娠・出産についてのスピーチをしているとき、山口先生は「精子」という言葉を黒板に大きめに書いた。
      せいし。
      はしゃぐ奴らがいるなか、僕は口をあんぐりした。
      「せいし」と言うのか、あれは。あのネバネバする水は。青天のへきれきであった。
      続いて山口先生は、「精子はおたまじゃくしみたいなやつです」と言った。
      「顕微鏡で見たら何千匹もウヨウヨ動いているのがわかります」と言った。
      僕の頭はまっしろになった。
      家に帰ってもボーッとし、高熱が三日続いた。

      せいしは生き物。僕の身体の中から生き物。

      それから僕は晩御飯が終わると、家族にばれないように卵焼きや豆腐の破片を半ズボンのポケットに詰めて部屋に戻り、射精したあと、卵焼きや豆腐をさらに細かく刻んで、机の上に放たれた精子にあげた。死なないでほしかった。
      机の上の白い精子はだんだんと水みたいに透明になり、ネバネバ感もなくなっていく。卵焼きや豆腐はわずかだけど小さくなった気がした。食べてくれたんだと思った。






      -CBGB編-

      1990年。中学一年の夏休み。
      悪夢のように暑い日だった。
      なんぼ餌を与えても精子が成長しないことは既にわかっていた。その辺に関してはもう冷めていた。

      カラオケ屋もボーリング場もコンビニもない町。夜9時を過ぎれば辺り一面まっくらな町。ヤンキーとサセコさんが幅をきかす町。
      僕たち8人は勉強会という名目の元に親から宿泊の許可を得、町1番の金持ち・O君の豪邸に集結した。

      男子中学生が8人も夜中に集まって、盛り上がらないわけがなかった。
      「甘くて飲みやすい」と評判の「紅茶のお酒」をかっくらい、筋肉少女帯のCDを爆音でかけ、好きな女の子の名前を全員でカミングアウトし、酔っぱらってはベランダからゲロを吐き、森高千里を熱唱し、つまみ枝豆の心霊本をまわし読みし、桑田投手の投げマネをし、セメダインを軽く吸い、ムカつくヤンキーを八つ裂きにする漫画を書き、誰が陰毛が長いか勝負をし、ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロックを目茶苦茶に踊った。

      やがて深夜になり、疲れと眠気がきて全員が横になっていた。部屋の電気をO君が消した。
      そのとき、誰かがつぶやいた。
      悪魔の囁きのように、誰かが「フェラチオって気持ちいいのかな」とつぶやいた。


      気づくと我々は全裸になっており、上から見るとちょうど円の形になった状態で、無心でお互いのチンコを舐めていた。人間の鎖だった。
      待ったナシで時間は過ぎていった。S君はB君の口の中で果てた。B君はY君の口で果てた。Y君は峯田少年の口の中で果てた。

      この現象の具体的な理由は今となっては定かではないけども、普段の学校生活においてセックスもフェラチオもしたいけれども8人とも女子と縁がない。でも是非とも体験してみたい。で、手短かなところで僕たちがお互いで、という短絡的な理由、複雑かつ浅ましき事情があったと推測。


      僕たちはこれを結構、続けた。
      そのうち日が経つと、「こいつのフェラチオはうまい」だの「こいつのチンコは舐め甲斐がある」だの「俺はこいつの隣りがいい」だの事態はますます深刻化の一途をたどった。(当時はもちろん天国への階段ガシガシ登っちょる気分)


      二学期。
      メンバーがひとり来なくなった。「塾いくから」って。しばらくしてまたひとり。「彼女できた」って。どうみても嘘。
      僕たちはそいつらを敵視した。
      時おり公民館の図書室でも人間の鎖は遂行された。それを最後にまたひとり消えた。
      秋。
      3人で鎖つくるのはしんどくなった。
      家を貸すO君もなんとなく嫌々なんじゃないかと思い始めた。僕とT君はやがてO君をシカトするようになった。
      実は僕たちの方が全員からシカトされてると気づいた頃にはもう遅かった。変な噂も一瞬流れた。

      ある日、放課後、部活の帰り、突然僕は恐怖に襲われた。
      「実は俺、ホントウにヤバい事をしているんじゃないだろうか」。

      どうやらこの世界には「同性愛」というものが存在している。
      男どうしでやるという。僕はTのチンコをよく舐めている。
      でも、僕はTのこと好きじゃない。僕が好きなのはY子さんだけ。でも僕はTのチンコ舐めて僕も舐められて。
      う、う、うわー きもちわるい。きもちわるい。きもちわるい。きもちわるい きもちわるい きもちわるい うわああ







      -あすなろ編-

      僕はもう31歳。
      あいつら、今なにやってるかな。
      元気でいるかな。封印したかな。忘れちゃったかな。僕は覚えてるぞ。こんなにこと細かに覚えているぞ。
      今度連絡とって会いに行ってみようかな。もちろん鎖のことは触れずに。「久しぶりー」ってなもんで。
      7人みんな、山形にいんのかなー。ひとりずつ会おうかな。ドラゴンボール探すみたいに。神龍でるんじゃねーかな。

      なんだかとっても切ないよ。笑えるけど笑えない。
      もう二度と戻らない青春の日々。あの精子まみれの日々がまさしく青春だった。まだ性について無自覚だった、奇跡的な時期。もし今同じことを誰かとやってもあの頃のようにはいかないだろう。
      ありがとうって言いたい。おまえらの精子、まっずかったけど宝物だよ。まじで。
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        あの素晴らしい愛をもう一度
        2009-11-14 04:22:16


        ボーイズ・オン・ザ・ランPV完成。とおもいきや、やっぱり音の微調整だけもう一回やることに決めた。あとは問題なしだ。
        よっしゃあ木本くんがんばろう!!



        今週は音楽誌の取材が多く入った週だった。なにせ「光」以来だから2年ぶりの取材だ。インタビュアーの方々とも久しぶりに会う。
        久しぶりに会うから、最初はお互いなんか緊張している。緊張なんてしてないぜとばかりに自虐的になりがち。なんか、こっ恥ずかしい感じ。やっぱコンスタントに作品をリリースしてないとこうなるよねーどうしても。
        喋ってる途中に「なにを偉そうに俺は語ってんだ」と呆れる。それでも喋る。
        たまに「これカウンセリングみたいだなー」と落ち込む。それでも喋る。
        でもやっぱりインタビューはおもしろい。本当は銭湯にでも行ってサウナでひーひー言いながら勝負した後に話した方がもっとお互い本音でぶつかれそうだ。




        昨日は寒いなか遊園地で撮影した。その遊園地にはミニ動物園もあって、動物園に行くのは幼稚園ぶりの俺は生の馬や猿をみて激しく咆哮した。

        ウサギだと思ったら実はモルモットだった。ヨコシマな表情ひとつない天然の係員がいた。世界中の動物たちの守護霊さまを背負ったかのようなオーラに身を包んでいた。その係員が座っている僕らの膝の上に一匹ずつモルモットを置いた。僕のとこに来たモルモットは白黒模様の毛をしてて、なんと右側のおしりの部分だけ茶色の毛だった。クールだ。
        寒かったからだろう、彼は小刻みに震えていた。「さむいよー」という目をしてた。キュート。
        カメラマンは梅佳代さん。ばっちり撮られた。彼女はピースをすると異様に喜ぶのでいっぱい俺はピースした。村井くんも変なピース。彼女の喜ぶ顔は僕たちをとことん幸せにした。

        平日のせいか、遊園地はがらんとしていた。中年のカップルがダブルデートしていた以外、他に誰も来園者がいない。
        彼らはカートを漕ぎながら、ぶつかりそうになっては「許さないぞ〜〜!」とよだれを垂らして足をシャコシャコしていた。風に揺れる無人の観覧車がまたせつなかった。

        最後に銀杏四人は遊園地内をぐるっと周回する機関車に乗った。
        先頭車両にはまだまだ若手の男性職員。彼が顔を真っ赤にして「しゅっぱつ〜しんこ〜〜」と言ってチリンチリンと鐘を鳴らす。
        僕たちはげらげら笑いながら、子供むけの列車はゆっくりと走りだした。
        曇り空は仏頂面で暗くなっていく。あのカーブを曲がれば梅佳代がカメラを持って待ち構えている。
        僕たちは何の合図もなしに、いそいそと裸になった。
        ピンク色の髪のあびちゃんが、青春映画の主人公にみえた。
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          あの素晴らしい愛をもう一度
          2009-11-14 04:14:36


          ボーイズ・オン・ザ・ランPV完成。とおもいきや、やっぱり音の微調整だけもう一回やることに決めた。あとは問題なしだ。
          よっしゃあ木本くんがんばろう!!



          今週は音楽誌の取材が多く入った週だった。なにせ「光」以来だから2年ぶりの取材だ。インタビュアーの方々とも久しぶりに会う。
          久しぶりに会うから、最初はお互いなんか緊張している。緊張なんてしてないぜとばかりに自虐的になりがち。なんか、こっ恥ずかしい感じ。やっぱコンスタントに作品をリリースしてないとこうなるよねーどうしても。
          喋ってる途中に「なにを偉そうに俺は語ってんだ」と呆れる。それでも喋る。
          たまに「これカウンセリングみたいだなー」と落ち込む。それでも喋る。
          でもやっぱりインタビューはおもしろい。本当は銭湯にでも行ってサウナでひーひー言いながら勝負した後に話した方がもっとお互い本音でぶつかれそうだ。




          昨日は寒いなか遊園地で撮影した。その遊園地にはミニ動物園もあって、動物園に行くのは幼稚園ぶりの俺は生の馬や猿をみて激しく咆哮した。

          ウサギだと思ったら実はモルモットだった。ヨコシマな表情ひとつない天然の係員がいた。世界中の動物たちの守護霊さまを背負ったかのようなオーラに身を包んでいた。その係員が座っている僕らの膝の上に一匹ずつモルモットを置いた。僕のとこに来たモルモットは白黒模様の毛をしてて、なんと右側のおしりの部分だけ茶色の毛だった。クールだ。
          寒かったからだろう、彼は小刻みに震えていた。「さむいよー」という目をしてた。キュート。
          カメラマンは梅佳代さん。ばっちり撮られた。彼女はピースをすると異様に喜ぶのでいっぱい俺はピースした。村井くんも変なピース。彼女の喜ぶ顔は僕たちをとことん幸せにした。

          平日のせいか、遊園地はがらんとしていた。中年のカップルがダブルデートしていた以外、他に誰も来園者がいない。
          彼らはカートを漕ぎながら、ぶつかりそうになっては「許さないぞ〜〜!」とよだれを垂らして足をシャコシャコしていた。風に揺れる無人の観覧車がまたせつなかった。

          最後に銀杏四人は遊園地内をぐるっと周回する機関車に乗った。
          先頭車両にはまだまだ若手の男性職員。彼が顔を真っ赤にして「しゅっぱつ〜しんこ〜〜」と言ってチリンチリンと鐘を鳴らす。
          僕たちはげらげら笑いながら、子供むけの列車はゆっくりと走りだした。
          曇り空は仏頂面で暗くなっていく。あのカーブを曲がれば梅加代がカメラを持って待ち構えている。
          僕たちは何の合図もなしにいそいそと裸になった。
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