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    あかくろみどり2009-11-09 01:12:39

    家の者が不機嫌のグルーヴ

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    朝目が覚めた、僕は今日、高円寺に行く予定。高円寺フェスなるもので会社の女の子先輩がコンガを演奏するので良かったら見に来てね♪なーんて誘われたもんだから楽しみにしてて。でもひとりじゃなんかドキドキしちゃうな。って、あ、まさひろくん、休みかな…ってメール送ったら休みだって!!やったーまさひろくんとデートできる!!なんて意気込んでおしゃれしようと思ったけどまーくんきっとジャージやろ、んだんだってオレンジのアディダスジャージを寝たまま風呂も入らず、高円寺に向かいます。がたたたたん、がたたたたん。中央線が胸に突き刺さったまま改札出るときゃっほいまさひろくん。


    なんでかふらついたまま、フェスで盛り上がってる高円寺を横目に、会場を目指します。座 高円寺。いやーわがらんねーなんて言いながらキョロキョロしてたら係りのばばあが「どこいくの?」なんて聞きやがる、「座 高円寺なんやけど」、「まっすぐ」、「あ、どーもー」くひひとタメグチおばちゃんに笑いながらすぐそこに。フリマもやってたり小規模なライヴやってたり。

    まさひろくんと僕は「本」と言うものが大好きで。中でもまさひろくんは小説を読むやろ?せやから話してて楽しくなるんよ。あれ読んだ?あれやっばかったわーとか言いながらね、歩いてるとたまらん幸せが緩やかな波のように、風のように、僕を撫でる。



    ちらちら見やりながら、へば飯でも喰うべよ、せやなって、まっずい定食屋があるんそこ行こかって。そやね、せっかくだから思い出作りまひょ。って、着いたそこ。はは、名前を忘れちゃったよ。ソボロ?フジ?ナガブチ?タブチ?タブチ!!そうそうそれ、に、入る。カレーでっかいと思いながらまさひろくんはカレーライス、僕はカツ定食。アキヒトくんのレビューをありがたく拝見し、ショックだし、嬉しいし、それをしっかり胸にしまう。


    ご飯はだけど、とくにまずいでもなく、まさひろくんのは給食カレーライスだったけど、お腹いっぱいになったった。ごちちさまま、これから行くルートを決め、店を出る。


    パンフレットに店内全品100円の文字にやられ、探すも、見付からず、古本屋があるたんびに中を物色する。結局、100円服屋は見付からず、また戻ります。パンフレットと見比べ、はは、すぐにあるじゃないかと見たらレディースだった。ふたりでケラケラ笑いながら高円寺を歩く。絵本見たり、珍屋でレコード見たり、アダルトビデオの見せ入ったらグロいやつばかりの店でふたり震えながら抱き合ったり(こわかったー)、古本屋入って、古本屋見付けて、古本屋出て、古本屋探して、古本屋入って、古本屋入って、古本屋を外から見て。なんだかまさひろくんいっぱい買うなぁと思ったらなんとペイデイ!!やられたぜ!!100円でたっくさんの本買って鞄が重くなってるのまーくん。いいないいなって。


    やがて時間が迫り、会場に。ギター教室の先生がかき鳴らすフラメンコ。終わって、司会者が無理矢理先生を引っ張って話しをする「間を埋めましょう」な空気にふたり吹き出したりしながら。やっとこさ女の子先輩の出番。どんなんやろって思ったらズラーっとコンガを並べて、よくわからん楽器を並べて。なにが始まるんだとドキドキ。トラブルがあったようだけどそれは始まり、いきなりのビートの嵐に度肝を抜かれた。リズムのみの演奏に気持ちよくなり、女の子先輩も恥ずかしそうにしてたのが途中からリズムに乗りだし、ビートを刻み出す。みんな、プロではないので所々間違えてはいても、すごく楽しかった。まさひろくんも喜んでて。一緒に拍手してくれた。最後に女の子先輩気付いて、めったんこ手を降ってバイバイ。んふ。



    そのまま、まさひろくんが住む東小金井へ。なんやらずっと連れてきたかった洋食屋さんがあるって。なんやなんやってばびゅん!!と付き、自転車でふたり乗り。調布とは違う、本物の田舎っぷり(道路が半端なくでかいのに車が走ってないとか)に懐かしくなり、はしゃいでたらそこに。見た目からしてやられ、店内はカウンターのみ。ポスターがたくさん貼られてて、それはハウルの動く城、崖の上のポニョ、千と千尋の物語、エド戦記、ん?ゲド戦記、とかね。もうたまらん。まさひろくんオムライス大盛り、僕はチーズハンバーグビーフシチュー、ひとりで作るおっちゃんの哀愁、油の匂い。そして一口食べたその空間。映画の中に紛れたような、ゆっくりした時間の中に閉じ込められたような、まさひろくんは笑い、こずこずがここ好きやって。ふたりで食べてるとこを想像して、もっとご飯がおいしくなった。したらまたまさひろくんってば奢ってくれるってんだもん。ほんとはね、泣いてたよ。せなんかじゃ足りないよ。ありがとう。また行きたいわ。



    コンビニ寄って、チロルチョコなくて。まさひろくんなんだか甘ったるいアイス食べてて。てくてく歩きながらまーくんハウス。タバコ臭くて、男の匂い。ひっさしぶりのまさひろくんちにテンション上がり、ついついおっきい声出しちゃう。たくさんの本や漫画、たくさんの音楽にかこまれて、愛機のサンプラーもあり、壁には月刊池脇千鶴が飾ってあり、僕は世界なんていらないなんて思っちゃった。なんで僕は女の子じゃないんだろ。手を繋いでたいわずっと。


    それからも、カンパニー松尾大先生を拝見し涙を流し、CMサンプルに度肝を抜かれ、電気グルーヴに電気ビラビリし、サンプラーを使っていろいろな音を出してくれたり、はは、買う前に池脇千鶴を見たくなっちゃって、世界で一番見たかったそのページを開いたとき、僕はため息を、深く、吐いた。


    「このお尻は、神様だ」


    と呟く。ふたりで涙を流しながら。あの、お尻の、なんでかプツプツあるニキビとかじゃないのあるじゃない。あれが胸を締め付ける。天から垂れ下がった二つの肉片の隙間に、股間と言う、すべてが詰まった物体が、たった一枚の小さいパンツに張り裂けそうになりながらも覆われたそれは、神様の何者でもなかった。勃起してたよ。



    したら、まさひろくん変態が駅に着いたて迎えに行ってくるって。僕をひとり残し、部屋を出る。僕はグリーンヒルのリーダーのゴリラの顔の顔真似をしながら部屋を歩き回る。ゆっくり見ててもなんだかドキドキしてきちゃったから、サングラスをかけてパスコンをいじる。したら、まさひろくんなんか虫を捕まえてきたみたいででっかい虫だなと思ったらゆーやだった。ん。ってまたパスコンをいじる。そっからユーチューブの旅の始まり。


    だんだんと夜は更け、まさひろくん撮影、編集、監修の膨大な写真集を見せてもらう。その前に、大橋仁先生の写真集(とめちゃんから見せてもらったのじゃないほうのやつ)を見て泣いたのだけど、それ以上に。きっと、こずこずをあんな顔にできるのはまさひろくんだけなんだな。僕はそう思う。そしてそんな二人が羨ましいとさえ思う。


    そんで、ゆーやとまさひろくんの笑い声がいよいよ頂点に達したとき、部屋を叩く強い音。わちゃーって顔面蒼白の三人。まさひろくんドア開けたら怒られちゃった。ごめんね。楽しかったんよね。僕、友達がいるって、素晴らしいことなんだなってやっぱり思ったよ。


    まさひろくん次の日仕事だったの。2時くらいになると眠たくなって、たくさん毛布と布団貸してくれて。そんなやさしさが、彼のキュートなとこなのよね。たまらんわ。おやすみ。



    起きたら、まさひろくんはもういなくて。とっくに昼前だった。わちゃーって起きて、ボーッとする。こんなことめったにないんだな。よっぽど気持ちよかったみたい。久しぶりにゆっくり寝た感じ。毛布たたんで、ちょっぴり整理して。まさひろくんがくれた高野文子の漫画をゆっくりリュックにしまって。いきますかって、


    「ほいじゃいってきまーす」

    って言いながら出てきた。朝が気持ちよくて。東小金井が気持ちよくて。まさひろくんの困った顔と笑った顔と眠たい顔思い出して、ゆーやとふたり、調布に戻りました。



    今度千葉に行くとき、まさひろくんと決めてることがあるんです。それはもういまいちどこかわからないこど、そのまま通過してしまった巨大な古本屋さんに行くことです。そのときは、また、んふ、よろしくねん。



    まさひろくんありがと。またデートしよね。次はお互い近くに住もうね。たぶんこんど東小金井行くときチャリで行ってみるわ。またお話しよね。できたらセックスしよね。
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