今回はコーヒーが
自然界にもたらす多様性についてつぶやきます…
COFFEE 多様性の祝祭SCAJの講座で教科書として使われる本です。
イタリア・トリエステ生まれの写真家とコーヒーマンの共著であるこの本は、価格があまりにも高い!
〜コーヒー、あるいは写真を生業としているか、よほど好きでない限り、興味を抱くことはないでしょう(笑)〜
私が興味を抱いたのは、コーヒーそのものの多様性より、コーヒー農園がもたらす
生物多様性でした。
それまでのコーヒー農園のイメージは森林を切り開く、
環境破壊をもたらすという悪いイメージでした。
そもそもコーヒーの木の『ふるさと』はエチオピアの山奥…
(注:アラビカ種のふるさとです)
商業生産のため、人間界の都合で、『ふるさと』から無理やり連れ出されたコーヒーの木…
世界各地の原生林が壊され、コーヒー畑となりました(コーヒーに限ったことではありませんが)
ところが、コーヒーも赤道近くの暑い国が『ふるさと』とはいえ、
標高の高い山奥の田舎モノなので、けっこう暑がりときた!
快適にしてやるため、バナナなど、シェードツリーを用い、
木陰でコーヒーを育てる栽培方法があります。
そうすると、雑草の繁殖が抑えられたり、害虫を食べてくれる虫や鳥がやってきて、
豊かな生態系が育まれ、かえって、農薬の散布も減らせたりするとのこと〜
〜中央アメリカでは、まわりの森林と同等かそれ以上の野鳥が観測されたり、
渡り鳥の重要な中継地点になったりする農園が存在する〜
(注:必ずしも日向栽培が悪いとか、まずいとかではなく
それぞれの敵地適正の栽培方法、品種があります)
コーヒー愛飲歴30年の店主の私として最も嬉しかったのは、
コーヒーの商業的栽培が
生物多様性をもたらしているということ!
15年ほど前、関西でコーヒー焙煎業者で営業マンだった頃は、
コーヒーが普及したら、環境破壊が進んでしまうのでは?と考えていました。
だったら、美味しくて、人や環境にやさしいコーヒーが普及することは
コーヒーを愛する者の使命!なんて大げさですけど、自家焙煎珈琲屋をやっている理由の一つです…
サステナビリティ〜持続可能性…この言葉も最近耳にするようになったかと思います。
このことについては長くなるので、またの機会につぶやくとします。
それにしても、コーヒーの『ふるさと』エチオピア〜いわゆるモカ
…不可解な農薬問題で日本では飲めなくなるなんて…
農薬、肥料をほとんど使わなくても半野生状態で育つところ、
農薬すら買えない貧しい小農家がほとんどと聞きます。
〜複雑で、モノや情報ばかりが氾濫し、真実が見えにくい世の中〜1日も早く『ふるさと』のコーヒーを飲めることを、ただ祈るばかりです。
店主敬白
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