突然な雨で出先で買ってどんどん増えて行くのがビニール傘。
私の家にも数えたら「8・・・8本もあった!」
一見同じように見えるビニール傘でもよく見ると微妙に違う。
100円、300円、500円とだいたいこの3種類が多いと思うのだが
100円ショップのは安いけども「円の直径」が非常に小さい。
私が気に入っているのはやはりビニール傘なのに「60センチのワンタッチ」だ。
これは500円だったような記憶がある。
一般には手動の300円クラスのを使用している人が一番多いような気がする。
ビニール傘の持つとこに「APO」とか「EVA」と印字がされている物が結構多いのだが
これはビニールの素材を示しているらしい。
「APO」=非晶質ポリオレフィン
「EVA」=エチレンビニールアセテート
何でどの傘にもこの印字があるのかな?とずっと疑問だったのだがそう言うことらしい。
ビニール傘をなめてはいけないのが最初に開発をした会社は江戸時代に徳川幕府御用達の
傘問屋だったのだ。
創業287年の「ホワイトローズ(株)」と言う会社。
9代目会長の須藤三男さんが昭和28年に当時の傘は木綿製で防水が今一なのと染料の色落ちを
防ぐ対策としてビニールのテーブルクロスを加工して傘の上に付ける「傘カバー」を考案して
この「ビニールカバー」が大ヒットしたそうだ。
そこからアイディアが発展していっそのこと骨組みにビニールを付けてしまおうと考案された
のが現在に至るビニール傘なのだ。
現在全世界で一年間に生産されているビニール傘は「約7000万本」
で、日本の一年間のビニール傘の消費は「約5000万本」
市場売り上げは年間「147億円」の巨大なマーケットなのである。
ビニール傘の売り上げが左右する要因の面白い点は、「天気予報が確実」だと駄目で
「天気予報が外れる」か「急な雨」が非常に売り上げに関わるらしい。
でも雨の日など街を見渡すとやはり女性の方達はビニール傘の利用比率はかなり少なく感じる。
傘も「ファッション」の一部と捉えているからだと思う。
持っているのは圧倒的にオジサンと若者が多い。
私も普段は「24本骨」のちょっといい傘を使用している。
最近ではビニール傘も「お洒落」に変化して
3000円〜5000円位の価格設定で販売されていたりもする。
ただビニール傘の存在価値が「安さ」「盗まれても忘れても悔いがない」「消耗品的」
だとすると100円〜500円のビニール傘がやはり王道だと思う。
そう言えばうちにビニール傘が増えた原因のもう一つに、いい傘で出かけて「傘立て」に
傘を入れて戻って見たら盗まれててビニール傘とチェンジされたたと言うことも多々ある。
コンビニや飲食店や病院など不特定多数の人間が出入りするとこの傘立ては超危険だ。
個人的には「傘は濡れなければ何でもいいや」的にビニール傘文化になるのは
ちょっと残念かなと言う気はする。
うちの亡くなった祖父は凄くお洒落な人で傘にも凄くこだわってて、いい傘を何本も持っていた。
使用したあとは必ず広げて干して、たたむのもキチンと綺麗にたたんでいる姿を子供ながらに
見ていた。
本来「傘」は服や靴、バッグと同じファッションなのだと思う。
街の建造物がありきたりのコンクリートで出来た無機質なビルだらけになっているように
雨の日にビニール傘だらけの街並みの光景になっているのは文化の低さを感じてしまう。
ただ「急な雨」のたび、普通のいい傘を買うことは到底無理な事で、やはりそこは
理に適っているのがビニール傘なのだろう。
じゃー極論は「気象庁さん天気予報はしっかり当てなさい」か・・・。
これも到底無理な事か・・・。
まだまだビニール傘が増えそうな日々が続きそうである。