現在開催中の
ボタニカルフェア2009
「スイーツ長崎コンテスト」。
10/31、11/1の一般投票、一般審査、そして本日の専門家による審査を経て、「スイーツ長崎」をはじめとする各賞が、つい先ほど決定いたしました。
早速、その結果を速報でお伝えいたします!
今年の大賞、栄えある「スイーツ長崎2009」に選ばれたのは・・・
さいかい堂の「小値賀産純ピーナッツスイーツ」
五島・小値賀産ピーナッツと、こだわりの環境と飼育で生まれる、安全でおいしい山中牧場の牛乳を使用したスイーツで、地元ならではの素材の活かし方やデザイン、味の広がりと食感の面白さなど、すべてにおいて高評価を得ての受賞となりました。
この受賞を受け、「さいかい堂」の永田則之さんは、
「もともと地元の食材を使っておいしいケーキをつくることが当然だと思い、その理念の下、毎月地元の食材を使いケーキを作ってきました。今回の受賞は、その積み重ねの結果だと思うので、とても嬉しいです」 とコメントされ、会場からは大きな拍手が沸き起こりました。
また、受賞作品となった「小値賀産純ピーナッツスイーツ」については、以前、五島・小値賀町のトマトを使った際に、たまたまおばあちゃんが一人で作っていると言う「幻のピーナッツ」の話を聞いたのがきっかけとのこと。
「通常のものよりも身が大きく、アーモンドほどの大きさであっさりしていました。おばあちゃんが手作業でするので、1kgむくのに2時間くらいかかる。手間をかけて一生懸命作っているその気持ちを大切にしたい、このピーナッツをおいしいケーキにしたいと思い今回のスイーツになりました」
それから、まずは甘露煮にしてみたところ、おいしくできて「これはいける」と思ったとのこと。
「ブラマンジェ(アーモンドを牛乳で煮だしたもの)に似せてみたところピーナッツ豆腐のようになりました。これだけでは味の幅がないので、オレンジのジュレとチョコのジュレでサンドし、コンビネーションをだして、チョコのコクを生かし、あっさり食べられるけれどこくがあるスイーツに仕上がりました。アーモンドを使うよりも日本人が好む味だと思います」
おばあちゃんが手間ひまかけて大切に育てたピーナッツと、オレンジ、チョコの組み合わせが味に複雑な広がりを持たせ、審査員をはじめ、たくさんの人から「美味しい!」の評価をいただきました。
この「小値賀産純ピーナッツスイーツ」は、おばあちゃんのピーナッツがなくなり次第、販売終了とのこと。
「幻のピーナッツ」を使った、「幻のスイーツ」を、どうぞお食べ逃しないように!
※ハウステンボスでは、本日と明日の2日間、スイーツ長崎フェア会場で販売いたしております。
このほかの受賞結果とコメントもご紹介いたします。
●佐世保市長賞 「長崎トマトのミルフィーユ仕立て」(蜂の家)
「常日頃から、全国の方に佐世保を知ってもらいたい、地元から情報発信したい・・・と思いながら仕事しているので、この賞はとても嬉しいですね。
今回はボタニカルフェアということで、まず野菜を使ってみようと思いました。そこで、針尾に減農薬栽培のトマトがあると聞き、まさに今回の趣旨にぴったりだと思い素材として決めました。
トマトから抽出したエキスのゼリー、完熟トマトのソース、ヨーグルトとトマトのムースと、3層のミルフィーユ仕立てにしていますので、トマトの色んな魅力を一度にお楽しみいただけますよ。遊び心で生クリームに生バジルを加えてみましたが、これもいいアクセントになっていると思います」(蜂の家 田渕盛太郎さん)
●長崎県洋菓子協会長賞 「西海市産レモンのガトーウィークエンド」(赤い風船)
「佐世保近郊の食材を使いたいと思い、西海市のレモンに巡り合いました。初めて食べたときに、『なんて優しい酸味なんだろう。風味や香りはシトロンやハーブのようだ』と感じました。こんなレモンが地元にあることを知ってほしいと思い、迷わず素材に選びました。そして、この素材を一番活かせるスイーツを試行錯誤して考えた結果、パウンドケーキという焼き菓子を選びました。ケーキの中ではどちらかと言えば地味な存在のパウンドケーキで、今回、味と技術を認められて長崎県洋菓子協会長賞を受賞することができた事は、とても嬉しく光栄に感じています」(赤い風船 野田純一さん)
●ボタニカル企画賞 「和栗のモンブラン」(ボンソワール)
「今回は、西彼杵の栗を使いましたが、一目見たときからつやがあって『これはいい栗だ』と直感しました。それから約2ヶ月間、まずはおいしく炊くところから、栗との格闘が始まりました。あくまで栗が主役ですので、栗以外の素材は脇役に徹してもらい、何度も試行錯誤を繰り返しながら、まさに栗の魅力がぎゅっと詰まった作品が誕生しました。とはいえ、これで完成とは思っていません。栗だけに限らず、果物や野菜は天候に左右されるので常に同じ状態のものが手に入るわけでもありません。そこで、その都度状態を見ながら常にその時点でのベストなものをお客様に提供できるように心がけています。
よく地元の方が、いろんな果物や野菜を持ち込んできては、『これは何かに使えないか?』と宿題をいただくんですよ。そこから新しい発想が生まれたりしてとても勉強になります。これからも地元の食材を使って、地域の商品開発などにどんどん挑戦していきたいですね」(ボンソアール 草野一夫さん)
●ハウステンボス賞・一般投票賞 「プランセス・フィグ」(シェリール)
「長崎の野菜や果実がテーマだったので、素材探しから始めました。そこで出会ったのが、長与のある農家さんが丁寧に作っている完熟いちじくでした。最初に半分に切って開いたときに、真っ赤で瑞々しくてキラキラした感じが、表現はちょっとおかしいかも知れませんが『これはいちじくの中トロだ』と思いました。(笑)実際に味もすごく良くて、これならいいスイーツができると確信しました。いちじくはスイーツの素材にはぴったりで、ソースにしたりムースにしたりと手を加えることで、さらに長所が際立ってきます。意外に食べたことがない方が多いので今回は、味も見た目もいちじくの良さを最大限に伝えられるように苦心しました。デザインでの評価はもちろんですが、実際に食べていただいたお客様が「いちじくってこんなに美味しかったんだ」「普段食べているけど、スイーツだとこんなに美味しくなるのね」と声をかけてくださったことが何より嬉しいですね。
ファーマーズマーケットでは、地元でいい野菜や果物を作っている農家の方とたくさん交流ができました。パティシエにとって、いい素材、しかも近くで顔が見える素材と出会えることは何より嬉しいことで、これからのスイーツ作りにとてもプラスになりました」(シェリール 鈴木陽子さん)
●審査員特別賞 「佐世保バーガーチョコレート いちごバージョン」(エスプランニング)
「全国的に有名な佐世保バーガーですが、おみやげとして持ち帰りができないという声がよく聞こえてきます。そこで、これをモチーフにしたスイーツが作れないか、それもできるだけ地元の素材にこだわったものにしたい・・・。そう思って、チーズにみたてた部分には佐世保産みかんの果汁を加え、トマトに見立てた部分には吉井産のイチゴを使いました。今回の特別賞は、個性的・意欲的な創作姿勢が感じられる作品に贈られるとのことで、まさに私自身のスタンスにぴったり。ますます創作意欲が沸きました。最近は不景気な話が多いけど、みんながホッとして笑顔が浮かぶお菓子を地元・佐世保から発信し、それが話題になれば嬉しいです」(エスプランニング 園田郁子さん)
●審査員特別賞 「ポテマヨマン」(ル・ミエル)
「長崎と言えば全国的に有名なじゃがいもの産地です。この身近なじゃがいもを使った、全く新しいお菓子が作れないかと、かれこれ10年以上構想を重ねてきました。そのひとつの形が今回審査員特別賞をいただいたポテマヨマンです。餡の40%がじゃがいもという大胆な配合ですが、これはポテトサラダとコロッケから着想したアイデア。白ワインの風味と隠し味のマヨネーズ、最後に焼くことで表面をじゃがいもの皮のように仕上げ、今までにない味になっていると思います。私どもは1898年創業で、100年以上の歴史がありますが、常にお客様に近づいていくという姿勢を忘れてはいけないと思っています。長崎県には、五島の椿油などまだまだ魅力的な素材がたくさんあります。この受賞を励みに、これからも新しく魅力的なお菓子を作り続けていきたいと思います」(ル・ミエル 古賀春生さん)
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